アナログな作業、意味のない書類、理不尽な上司、無能な部下、、、、
公務員というのは非常に特殊な職場で、会社の利益を追い求めることはないので、日々の業務を改善するなど滅多になく、組織に貢献しなくてもクビになることはないので、変な人がたくさんいます。
この記事を読んでいるあなたも思い当たる節があると思います。
もしあなたが公務員から転職したいと考えているのであれば、それは間違いない選択だということをこの記事では書いていきます。
この記事は、現在公務員からの転職を考えている方に、少しでも勇気を出してもらうために書こうと思いました。
僕は新卒で東京消防庁に入庁し、4年間ほど消防士として勤務しました。
入庁当初から様子がおかしい理不尽な上司に悩まされましたが、持ち前の明るさと体育会気質が幸いし、そこまで理不尽な扱いを受けることはなかったです。
しかし、このままここにいたら人間的に何も成長できないと決心し、退職しました。
その後オーストラリアにワーキングホリデーに行き、帰ってきてからアパレル商社で営業として働きました。
現在は退職しフリーランスとして生活しています。
そんな僕が今思うことは、
転職して良かった〜〜!!!
この一言のみです。後悔は1ミリもありません。
この記事では、公務員をしているが、勇気がなく転職に踏み出せない方に、僕が公務員から転職して良かったことを紹介していきます。
この記事を読み、転職への第一歩を踏み出してくれたら幸いです。
目次
公務員から転職したら[人の目が気にならなくなる]

僕は東京都の公務員として働いていて、東京都に住んでいました。
公務員というのは、公共の奉仕者でなくてはいけないので、勤務時間外も『公務員』なんですね。この呪縛に僕は苦しめられました。
公務員としてふさわしい行動を普段から取らないといけません。
もし、近所の方が僕が消防士だと知っていたら、派手な車を所有するのも気が引けますし、ベランダでタバコを吸うのも悩みます。
なぜなら一部の都民は公務員をあまりよく思っていないからです。
都民の税金から給料を得ているので立場は完全に下です。
もし職場に僕の苦情がいってしまったら、けっこうな問題になって、最悪始末書です。
でもやめてからは、全くそういったことを気にしなくてよくなるので、開放感が半端じゃなかったです。
俺はもう何をしても苦情を言われないんだ!と自由になれた気がしました。
公務員から転職したら[自分にスキルがついていくのが実感できる]

正直公務員は何のスキルも得られません。
僕が消防士という仕事から得たものは、強靭な筋肉と、鋼のメンタルくらいです。
聞こえはいいですが、履歴書に書ける能力ではありません。
パソコンなんてほぼ使わないですし、使ってもワードとエクセルの初歩知識しか必要ありませんでした。
市役所等の業務も同様かと思います。
とにかくコピペの連続です。消防士のデスクワークなんてそんなもんです。
しかし社会に出て勤務してみると、パソコンのスキルは絶対に必要になってきます。それは使った方が効率がいいからです。
会社の利益のため、自分の給料のために働くので、嫌でも業務を効率化させていかなければなりません。
その過程で色々調べますし、優秀な方の仕事内容を参考にしたり、本を読んで情報収集もします。
そういったことを考えながら仕事をしていると、成績も上がりますし、自分が成長しているのを実感できます。
消防士でいた時は、ダラダラ事務作業をしていましたし、早く終えても暇になるだけなので覚えようともしませんでした。
ちょっとパソコンが使えるだけで仕事を投げられますしね。
公務員から転職したら[会社の仕組みがわかる]

「公務員」、「消防」という狭い世界にいると、外の世界のことが学べません。
それは他業種の人と接する機会が滅多にないからです。
『消防の常識は、世間の非常識』
という言葉があるくらいです。
しかし、民間企業に所属すると、その会社の業界のビジネスモデルがわかってきます。
僕の会社はアパレル卸売業でしたので、商材をどのようにコストを抑えて仕入れ、どのように卸売先に販売し利益を得るのか。
その流れの中にはどういった他業種の人がどう絡んでいて、彼らはどのようにして利益を得ているのか。
一つの業界が何となくわかってくると他業界のこともわかってきます。
あの会社は手数料で儲けているのか!とか、利用料はタダなのに広告料で儲けているのか!とかです。
これは日々考えるということにつながります。
有名企業の仕組みを調べてみたり、他業種の営業マンを真似てみたり、資本主義の本質、みたいなのがわかってきます。
とにかく日々考えながら生きるということは、これからの時代、間違いなく必要になります。
公務員から転職したら[仕事に責任感が持てる]

消防士という仕事、もちろん責任感を持って勤務してました。
しかし災害現場のみです。それ以外の意味のわからないデスクワークや暇つぶしの訓練は、全く気持ちが入っていませんでした。
なぜなら必要のない業務が多すぎるからです。
毎日火事なんて起きません。救急現場もただの酔っぱらいばかりです。
都民の安全のためにつながる仕事は、僕も全力で行ってました。
しかし8割の業務は、それとはかけ離れていました。
頑張って人より仕事しても給料は増えないし、めんどくさい業務を投げられるだけです。
しかしアパレル商社に勤務してからは、業績がそのまま給料に響いてくるシステムでしたので、嫌でも全力投球です。
自分が頑張ればお金がついてくる。こんなに素晴らしいことはありません。
自分の仕事が終わるまでは、何時間の残業も苦ではありませんでした。
公務員から転職したら[仕事にやりがいが持てる]

消防士にやりがいはないのか。
正直どんどん薄れました。
それは上記に書いた内容が主な理由ですが、これについては詳しく他の記事で述べたいと思います。
この記事を読んでいるあなたは、どうせ転職するなら自分の好きな分野で働きたいと考えていると思います。
自分が好きな仕事、やりがいがあるに決まってます。
趣味を仕事にしてはいけないといっている人たちは、その分野で成功できなかった人たちです。
僕も趣味のサーフィンと洋服の仕事を選んだので、毎日が楽しくてたまらなかったです。
これからは自分の好きなことで稼いでいくのが当たり前の時代になります。
とにかくのめり込んだ人が成功します。
僕の大好きな堀江貴文さんも、学生時代にプログラミングにのめり込み、今があります。
たった一度の人生、どうせなら自分の好きなことを仕事にしてやりがいを感じましょう。
公務員から転職したら[世の中の変化に敏感になる]

ビジネスパーソンなら、嫌でもニュースを見て世の中の流れを理解する必要があります。
自分の業界の最新の情報がわかっていないとお客様の信頼も得られませんし、他業界のニュースや国内外のニュースから、自分の仕事に関連できることがないか、常に情報は浴びるようにしていました。
ここから派生して、いろいろなことに興味を持つようになり、読書量が増大しました。
通勤中も時間を有効に使うために、読書をしていました。
8割の人はスマホでゲームかSNSですよね。
正直消防士も頃は、延々とツムツムをやっていました。
世の中の流れをわかってなくても消防署に出勤すれば給料もらえたので。
僕は世の中の流れを自分なりに分析して、前職を退職しました。
これから伸びていく業界を自分で予想し、その世界に飛び込んでいけたのも、消防士の頃には持っていなかった能力の一つです。
公務員から転職したら[正直モテる]

余談ですが、消防士の時は、職業で相手を選ぶ女か、筋肉好きにしかモテませんでした。
体感ですが、公務員を退職してからの方が前の2倍モテました。
職種柄、髪も染められましたし、自由におしゃれを楽しめるようになりました。
消防士という狭い世界で生きていた以前と比べ、今は広い視野を持って情報も収集し続けているので、必然的に会話の質も向上していますし、余裕も生まれているからだと思います。
公務員がモテるという思想は過去の産物です。
公務員と結婚したいと、結婚相手を職業で選ぶような女なんてろくなやついません。
公務員はモテるからとしがみついている人は、早く外の世界をみてみるべきです。
公務員からの転職〜まとめ〜
正直、公務員から転職したいと考えている方、思い立ったらすぐ行動です。
公務員の給料、そんなに魅力的ですか?
福利厚生、普通の会社にもありますよ?
一生安定?
定年時の給料が決まってるのに?
悩んでいる方、今すぐに転職すべきです。
世の中に仕事なんて腐るほどあります。
この記事を読んで、少しでも勇気を出していただけたらと思います。