
そんな疑問を解決したします。

と言っている人を多く見かけます。
確かにこれは事実です。
事実ですが、初心者の方がソフトボードでサーフィンを覚えることにデメリットはありません。
ソフトボードとは、敷居の高いサーフィンを簡単に楽しんでもらうために開発された画期的なアイテムです。
波が小さいとき用のセカンドボードとしてソフトボードを所有する人も増えています。
この記事では、ソフトボードが否定される理由と、初心者〜中級者におすすめする理由について紹介します。
最後に目的別でおすすめするソフトボードブランドを紹介します。
ソフトボードの選び方については以下の記事で詳しく解説しています!
初級者〜上級者までのおすすめの選び方、ブランドを徹底解説しています!
-
-
【 ソフトボードの選び方 】元ソフトボード営業マンが解説
続きを見る
この記事の信頼性
フリーランスとして独立する前は、サーフボードメーカーの営業として勤務していました。サーフィン歴も10年以上ですので、サーフィン業界目線、サーファー目線で客観的にソフトボードを評価します。
目次
ソフトボードのデメリットと言われている部分
ここではまずソフトボードのデメリットと言われている部分について紹介します。
なぜデメリット「と言われている」と書いているのかというと、それは言い換えればメリットになるからです。
「サーフィンを何のために練習するのか」という目的によって、メリットにもデメリットにもなります。
ソフトボードでサーフィンを練習することでデメリットが大きいの以下の人たちです。
- プロサーファーになりたい人
- 多くの大会に出場して結果を残したい人
- とにかくサーフィンが上手くなりたい人
「サーフィンを自分のペースで楽しみたい人」にとっては、ソフトボードにはメリットしかありません。
ではソフトボードのデメリットと言われている部分について、詳しく解説していきます。
パドル力がつかない
ソフトボードは一般のサーフボードと比べると浮力があるので、簡単にパドルで沖に出ることができます。

と多くの人が言いますね。
今後通常のサーフボードでバシバシ技術を磨いていきたい方にとっては、このソフトボードの浮力に慣れてしまうと後に苦労すると思います。
ランニングシューズでジョギングしていたのに皮のブーツでジョギングするくらい大変です。
同時に浮力があるので簡単に波に乗ることができます。
細い木の板で波に乗るのとバナナボートで波に乗るのとでは、後者の方が簡単なのは一目瞭然ですよね。
これも通常のサーフボードになったときに今まで乗れていた波が乗れなくなるでしょう。
ターンの練習ができない
ソフトボードはレールもサーフボードと比べて厚みがあるので、きちんとしたターンができません。
この点が「ソフトボードは変な癖がつく」と言われている所以です。

彼らは別格です。
多くのプロサーファーはどのようなサーフボードも乗りこなし、圧巻のターン、リッピングを繰り出します。
これはしっかりとした基礎、技術があって成り立つものです。
プロ野球選手が軟式のボールでも変わらずプレーできるのと同じ理由です。
なので、ターンの基礎を身につけるという意味ではソフトボードはおすすめしません。
しかし、後に紹介する『ミックファニングソフトボード』はターンまで練習可能なソフトボードです。
ダサい
はい、単純にダサいと言う人もたくさんいますよね。
最近は波が小さいとき用にソフトボードをセカンドボードにするという人も増えてきました。
ソフトボードのデザイン性も上がり、オシャレでスタイリッシュなソフトボードもたくさん出てきています。
しかし、ひと昔前はソフトボードといえばサーフショップに置いてある、レンタル用初心者ボードのイメージでした。
そのイメージが抜けていない年配のサーファーの方からしたら、ソフトボードは「ダサい」のでしょう。
ぶっちゃけ年配の方は新しいものを受け入れるのが嫌いです。
彼らは苦労して昔のサーフボードで技術を磨いてきたので、簡単に波に乗れてしまうスポンジボードなんて認めたくないのでしょう。

ソフトボードのデメリットはメリットとも言える
僕はサーフィン業界にいたときにずっと疑問に思っていたことがありました。
ソフトボードのデメリットである
・パドルが簡単だからパドル力がつかない
・簡単に波に乗れるから技術が身につかない
等の意見に対してです。

そうです。初心者やサーフィンを気軽に楽しみたい人にとってはメリットでしかないんです。
これらのデメリットを誰にでも押し付けてくる人は、野球を始めた子供に、「プロ野球選手は硬式でプレーするのだから硬式のボールで練習しなさい」と言っているのと同じことです。
全員がプロサーファーになりたいわけじゃないんです。
海に浮かんでいるだけで幸せなサーファーだってたくさんいます。
ソフトボードは誰でも簡単にサーフィンを楽しんでもらえるために開発された商品なので、簡単に沖に出れたり簡単に波に乗れるのは当然ですよね。
初心者の方、もっと気軽にサーフィンを楽しみたい方はソフトボードにデメリットなんてありません。
簡単に波に乗れる、軽い、ぶつけても壊れない、価格も安い。最高じゃないですか。
サーフィンを単純に楽しむのなら、ソフトボード以上のものはありません。
では、事項で目的別でおすすめするソフトボードブランドを紹介します。
目的別おすすめソフトボードブランド
ソフトボードのデメリットは逆にメリットになるということを説明しました。
では、「ターンの練習ができない」「ダサい」というデメリットをも克服するソフトボードブランドを紹介します。
ターンまでいけるMFソフトボード
3度世界チャンピオンに輝いた、プロサーファーの絶対的王者、ミックファニングが開発したMF(ミックファニング)ソフトボードです。
このソフトボードは、構造が今までのソフトボードとは全く異なっています。
AKU SHAPERでEPSフォームを削り、カーボンとグラスファイバーをエポキシレジンでラミネート、最後にバキュームシュリンクテクノロジーを駆使してソフト加工した画期的な新しい構造を開発。
これが公式の説明文ですが、なんでサーフィン業界って専門用語を連発するのが好きなんでしょうね笑
要は、ソフトボード の中にサーフボードが丸々1本入っています。
最初にサーフボードを用意して、周りをスポンジ加工してあるだけなので性能は普通のサーフボードと変わらないよ、ということです。
この映像を見ていただくとわかりますが、通常のサーフボードと何が違うのかがわかりません。
プロサーファーだからこんだけ上手く乗れているという意見もごもっともです。
しかし他のソフトボードブランドの映像で、これだけのキレとパフォーマンスを見せている映像は絶対にありません。
僕も所有していますが、その乗り味は圧巻です。
正直パドルが楽で多くの波に乗れるので、もうこのソフトボードだけでいいかな、とも思っています。
ターンの練習を妨げていたのはソフトボード特有の「ふにゃふにゃのソフトフィン」でした。
ソフトボードのフィンでは波を上手く捉えることができず、綺麗なターンが不可能と言われていました。
しかし、このソフトボードはしっかりとした市販のフィンも使用することができます。(ソフトフィンも付属します)
このソフトボードの性能は、従来のソフトボードとサーフボードのちょうど中間、「ソフトトップ」という名称でも呼ばれています。
多くのプロサーファーもその性能を認めています。

2020年最新モデルのCAT FISHはソフトボードなのにコンケーブがしっかり入っていて、とんでもない加速力があります。
おそらくビーチで一番波をかっさらうのはこのボードでしょう。
長めの板をお探しの方は「BEASTIE」がおすすめです。
ストリンガーもしっかり入っているのでしなりもよく、強度も強いです。
デザイン性重視のCATCH SURF
ボディーボードを発明したレジェンド、トム・モーリー(Tom Morey)によるソフトボードブランド「CATCH SURF(キャッチサーフ)」です。
このソフトボードのコンセプトは、「とにかくサーフィン楽しもうぜ!」というものです。
メインキャラクターのジェイミーオブライエン(通称ジョブ)の動画も、大抵ふざけながらサーフィンを楽しんでいます。
ソフトボードでチューブに挑むのは狂ってますよね笑
そんなCATCH SURFが何より優れているのはそのデザイン性です。
とにかくキャッチーな見た目で、かわいいデザインのものが多く、おしゃれサーファーや女性サーファーに大人気のソフトボードです。
CATCH SURFの大人気モデルのODYSEA(オディシー)です。
セカンドボードとしても活躍しますし、とにかくデザインがかわいいですよね。
初心者の方にもおすすめできるサイズもしっかりとあります。
なんだか海に行くのが楽しくなるデザインですよね。
とにかく価格重視のSOFTECH
オーストラリア発祥のソフトボードブランド「SOFTECH/ソフテック」です。
ビギナーと上級者で2つのカテゴリーを設定していて、自分に合うソフトボードを選びやすいところが特徴的でもあります。
比較的価格が安いことでも有名で、とにかくコスパを重視する方はこのブランドがおすすめです。
正直これ以下の価格のブランドは量販店に売っているような偽物ソフトボード(またの名をビート板)になりますので、最低限サーフィンができるソフトボードを選びましょう。
SOFTECHは多くのプロサーファーのシグネチャーモデルを出していて、これはブラジルの超有名プロサーファー「フェリペ・トレド」モデルです。
初心者の方には一番おすすめするブランドですね。
サーフィンをまず楽しむために、初期費用はなるべく抑えましょう。
ソフトボードのデメリットは?:まとめ
いかがでしたでしょうか。
ソフトボードのデメリットと言われる部分は言い換えればメリットでしかないということですね。
ターンも練習できるソフトボードも出てきたので、ソフトボードが海に溢れる時代がくる気がします。
サーフィンの楽しみ方は人それぞれです。
別に上手くならなくたって自分が楽しければいいと思います。
ということで、サーフィンを全力で楽しんでいきましょう!