

ソフトボードはひと昔前はサーフショップに置いてあるレンタル用の初心者ボードという立ち位置でした。
しかし現在のソフトボードは「価格が安い」「壊れにくい」「ぶつけても怪我をしない」というメリットのみを活かし、中級者以上の方でも気軽に楽しめる機能性に優れたソフトボードが続々登場しています。
この記事では、元ソフトボード メーカーで営業をしていた僕が、ソフトボードの選び方について徹底解説します。
初心者のファーストボードから上級者のセカンドボードまで、幅広く紹介するのでぜひ最後まで読んでくださいね!
自己紹介
目次
ソフトボードの選び方:これから始める初心者
まずはこれからサーフィンをやってみたい、もしくは今までレンタルしていたが自分のボードが欲しい、という初心者の方におすすめのソフトボードを紹介します。
ぶっちゃけ「価格」と「浮力」重視で選んだ方がいい

サーフィン上達の流れを簡単に説明します。
サーフィン上達の簡単な流れ
初級者レベル
- 『波待ち』ができるようになる
- 『テイクオフ』ができるようになる
- 『アップス』で加速できるようになる
中級者レベル
- 加速して『ターン』ができるようになる
- 『リッピング』ができるようになる
上級者レベル
- どんな波でも同様のスキルが発揮できる
- チューブライドができる
ざっくりいうとこんな感じです。用語については調べてみてください。
なぜ初心者用のボードは「価格」と「浮力」重視で選んだ方がいいのかというと
- 浮力が大きい方がテイクオフの上達が早い
- 正直浮力以外の性能の違いは初心者にはわからない
というのが大きな理由です。
木の板よりもバナナボートの方が波に乗りやすいのは分かりますよね、それと同じ理論です。
そして浮力以外のボードの性能なんて初心者には絶対にわかりません。

なので、まずは「波待ち」「テイクオフ」「アップス」ができるようになるまでの、価格の安い浮力のあるボードを買いましょう。
ソフテックのオリジナルシリーズはサーフィンをこれから始める初心者のために開発されたソフトボードです。
サーフィンで一番挫折しやすいテイクオフをとにかく簡単にできるようにデザインされています。
僕も大好きな美人プロサーファー、サリー・フィッツギボンズ(通称サリーちゃん)のシグネチャーモデルもあるので、女の子にもとてもおすすめです。
ソフトボード以外でも様々なサーフィングッズを開発しているOcean&Earthのソフトボードです。
最初は6'6フィート前後の長さで練習すると上達が早いです。
おしゃれなデザインがお好きな方はキャッチサーフがおすすめです。
海に行くのが楽しくなるようなおしゃれなデザインのソフトボードが魅力です。
インテリアとしても使えそう。
ソフトボードの選び方:中〜上級者
中級者以上の方がソフトボードを使う場合は、セカンドボードとして探している方がほとんどだと思います。
また、初心者の方でも長〜く使うという目的でこれから紹介するボードを買ってしまうのもありです。
僕も普段はPUの板に乗っていますが、小波の際や風波の時は『楽しむ用』のソフトボードを持っています。
本当に今のソフトボードの性能は素晴らしいです。
気軽に海に入れてターンやリップまでできるソフトボードがたくさんあります。
では僕がおすすめするソフトボードについて紹介します。
MFソフトボード
はい、僕はMF(ミックファニング)ソフトボードを売っていました。(ミックにも何度も会いましたw)
ぶっちゃけこのブランドの板はソフトボードのレベルを超えています。
現在はこの会社とは関係ないですが、やっぱり大好きなブランドなので最初に紹介させてください!
最新モデルの「キャットフィッシュ」です。
レトロフィッシュをイメージしたデザインで、その加速力は群を抜いています。
ボトムにしっかりとコンケーブが入っているので、テイクオフした瞬間に一気にトップスピードまで加速してくれます。
混雑したビーチでも一番波をかっさらうのはこのボードですね。
オーストラリアの超有名サーフボードブランド「DHD」とコラボしたモデルです。
実際に存在するDHDの「THE TWIN」というモデルのサーフボードの表面をスポンジ加工にしています。
ツインフィン推奨ですが、スタビライザーをつけることによって、頭オーバーの波にも対応することができます。
普段ショートの方も、たまには綺麗な波でゆったりとしたクルージングサーフィンを楽しみたいという時がありますよね。
そんな方におすすめなのが「ビースティー」です。
ロングの方のセカンドボードにもいいですし、小波でも天気が良いからサーフィンがしたい!という希望を叶える最高のミッドレングスです。
DRAG
クールで無骨なデザインがお好みなら「DRAG」がおすすめです。
今までのソフトボードにはないアンダーグラウンドなデザインが特徴のブランドです。
個性的なルックスと予測不可能なライディングで世界中のファンを虜にするChippa Wilson”チッパ・ウィルソン”がメインライダーで、彼の世界観をそのまま再現したデザインが魅力です。
まるでヴィンテージバイクのようなデザインですね。
古き良きカリフォルニアを再現した非常におしゃれなデザインです。
クールなロゴとヴィヴィットカラーで海で一番目立てること間違いなしです。
SOFTECH
オーストラリア発祥のソフトボードブランド「SOFTECH/ソフテック」です。
比較的価格が安いことでも有名で、とにかくコスパを重視する方はこのブランドがおすすめです。
正直これ以下の価格のブランドは量販店に売っているような偽物ソフトボード(またの名をビート板)になりますので、最低限サーフィンができるソフトボードを選びましょう。
ソフテックはコスパが良いことに加えて、シグネチャーモデルのラインナップがやたら豪華なことも特徴です。
ブラジルのトッププロサーファー「フェリペ・トレド」、オーストラリアのレジェンド「トム・キャロル」、エアーの名手「エリック・ガイゼルマン」、ハワイの超有名サーファー「メイソン・ホー」、若手の超有望サーファー「キュイアス・キング」
僕的には超興奮するラインナップですね!
好きなサーファーのシグネチャーモデルを選ぶのも楽しいですよね。
ソフトボードの選び方:サーフィンをもっと気軽に楽しもう!
いかがでしたでしょうか!
様々なブランドが続々と新しいソフトボードを開発していますが、根本にあるものは『サーフィンをもっと気軽に楽しもう』という精神だと思います。
普通のサーフボードに比べて「価格が安い」「壊れにくい」「ぶつけても安全」というメリットを残しつつ、しっかりサーフィンができるように各メーカーが研究を重ねています。
ソフトボードは僕らのサーフィンライフをさらに豊かにしてくれる最高の遊び道具です!
あなたにぴったりのソフトボードが見つかることを祈っています!
下記の記事でソフトボードのデメリットについて解説してるので、さらに詳しく知りたい方は参考にしてみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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【 ソフトボードのデメリット 】 サーフィン業界にいた男が解説します
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