

心身豊かにしてくれる最っっっっっ高のスポーツ、サーフィン。
僕も10代の時にサーフィンの魅力に取り憑かれて仕事をやめてオーストラリアに行ってしまったサーフィン狂です。
この記事では、これからサーフィンを始めたい初心者の方のために、サーフィンに最低でもかかる初期費用、道具についてご説明いたします。
僕は今の仕事をする前はサーフボードメーカーに勤めてたので、業界目線・サーファー目線の2つの視点から解説します。
この記事を最後まで読んで、皆さんも最高のスポーツ、サーフィンを始めましょう!
目次
サーフィンの初期投資:まずはサーフィン教室でレンタルする
今まで一度もサーフィンをしたことがない方、いきなり道具を揃えるのは危険です。
サーフィンは本当に難しいスポーツです。
毎回形の違う波に合わせてテイクオフ(サーフボードの上に立つこと)をしなければいけないため、とても難しく、大半の初心者サーファーはこのテイクオフができるようになるまでに挫折してしまいます。
しかしこのテイクオフができるようになると、サーフィンの本当の楽しさが理解でき、そのままサーフィンにのめり込んでいきます。
なので結構ストイックでガッツのある人が向いています。
僕も何人かにサーフィンを教えたことがありますが、8割は辞めちゃいました。笑
なので、せっかく初期投資して用意したサーフィン用品が無駄にならないように、最初は海辺のサーフショップに行き、サーフボードや必要な道具をレンタルして始めてみましょう。
大体料金は5,000円〜10,000ほどで、最寄り駅までの往復送迎、サーフィンに必要な道具のレンタル、初心者用のスクールを受けることができます。
料金についてはお住まいの地域やショップ毎でまちまちで、選び方としては、価格重視です。
ぶっちゃけ高いからいい道具を借りれるわけじゃないですし、サービスもあまり変わりません。
価格とホームページを見たときのフィーリングで決めましょう。
サーフィン初期費用:サーフボード周り
まずは形から入りたい方、ここからは初心者の方が最低限揃えるべきサーフィン用品を紹介します。
価格帯:20,000円〜150,000円
サーフボード周りの道具として、サーフボード 、リーシュコード、フィンがまず必要になります。
さらにサーフボードケース、wax、コーム(waxを剥がす際に使用)も必要になってきます。
「リーシュコード」とは、サーフボードと足をつなげるコードのことで、サーフボードがどこか遠くに行ってしまうことを防止するものです。
「フィン」とは、サーフボードに取り付けることでテイクオフした際にサーフボードをコントロールするためのものです。(初心者の方はとりあえず付いてさえいれば大丈夫です。)
最初はフィンが付属しているサーフボードを買いましょう。
様々な種類があるので、ネット等で適当に買ってしまうとせっかく買ったサーフボードと規格が合わない可能性があります。
「wax」とは、サーフボードに塗ることにより、滑り止めの機能を果たすものです。
季節毎でwaxの種類も違うので、使用する季節に合ったものを買いましょう。
オールシーズン対応しているセット売りのものがお得ですのでご紹介いたします。
どのスポーツにも言えることですが、道具の値段は本当にピンキリです。
20,000円という価格帯は、最安の中古のボードを買い、サーフボード周りの道具も揃えた場合です。
僕は正直最初は中古ボードで十分と考えております。
その理由はサーフボードの良し悪しがわかるようになるにはかなり時間がかかるからです。
ただし中古ボードですと、初心者の方は商品の状態を判断するのが難しく、使い物にならないサーフボードをつかまされる可能性があります。
中古ボードを買う場合は、サーフィン経験者の方にアドバイスをもらい、自分一人で判断しないようにしましょう。
もう一つの選択肢として、これらのサーフィン道具が7点セットで売られている「初心者用セット」を買うことをおすすめします。
正直、1本目のサーフボードは初心者用であればなんでもいいです。
最初は6ft以上(サーフボードの長さ)の初心者用ボードの方が上達が早いです。
初心者用ボードは浮力があるので、テイクオフする際に、その浮力が優位に働きます。
また、初心者の方はソフトボードもおすすめです。
ソフトボードは通常のサーフボードと違い、スポンジ加工されてできているので、初心者の方にも安心です。
波に巻き込まれると、サーフボードが手元から離れ、自分や近くの方に当たり、思わぬ事故につながってしまう可能性があります。
しかしそんな時にスポンジ加工されているソフトボード でしたら、比較的安全にサーフィンを楽しむことができます。
初心者におすすめのソフトボードブランドはこちらです。
僕はソフトボードも売っていたので業界目線から本当におすすめのものを選びました!
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【 ソフトボードの選び方 】元ソフトボード営業マンが解説
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サーフィン初期費用:ウエットスーツ
価格帯:50,000円〜150,000円
サーフィンと言えば、海パンやビキニで楽しむスポーツだと思われていますが、それはハワイなどの南国のイメージが強いからです。
実際には水着でサーフィンを楽しめるのは真夏の1ヶ月半ほどで、それ以外はウエットスーツが必要になります。
注意ポイント
ウエットスーツはしっかりと自分の体のサイズに合ったものをオーダーすることをおすすめします。サイズが大きいと、水が浸入してきて意味を為さなかったり、逆に小さすぎると窮屈で腕が回し辛くなり、疲れるのが早くなってしまいます。
お近くのサーフショップや、ムラサキスポーツ等の量販店でしっかりと専門の方のアドバイスを受けて購入することをおすすめします。
ドライスーツ(真冬用)
着用時期・・・12月~3月 金額・・・10万円~15万円(ブランド・生地により異なる)
・・最も保温性が高いウエットスーツなのがドライスーツです。ブーツ一体型で完全防水ではありませんが、水の侵入を極力抑え、保温性もさることながら気密性に優れていて身体とのフィット感が素晴らしい。近年、ドライスーツの性能向上で寒さに弱いサーファーに人気があります。北国サーファーや、本当に寒がりのサーファーはドライスーツを持っておくと安心です。
セミドライスーツ(真冬用)
着用時期・・・11月~4月下旬 金額・・・6万円~11万円(ブランド・生地により異なる)
・・・ドライスーツ同様、冬の寒い時期に着るウエットスーツです。風を通さないラバー生地を上半身に耐久性に優れたジャージ生地を下半身に使用し、保温性と運動性を兼ね備えています。
フルスーツ(春・秋〜初冬用)
着用時期・・・4月〜6月。10月〜12月 金額・・・5万円〜9万円(ブランド・生地により異なる)
・・・1年で一番長い期間着るウエットスーツです。一番需要があるので、最初に手に入れることをおすすめします。
シーガル(春・初夏・秋用)
着用時期・・・5月下旬〜7月中旬、9月下旬〜10月 金額・・・4万円〜6万円(ブランド・生地により異なる)
・・・あるととても便利なウエットスーツです。外気が暖かく、水温が低くなる春や秋に重宝します。
ロングスリーブスプリング(春・初夏・秋用)
着用時期・・・5月下旬〜7月中旬、9月下旬〜10月 金額・・・4万円〜6万円(ブランド・生地により異なる)
・・・通称「ロンスプ」。あるととても便利なウエットスーツです。外気が暖かく、水温が低くなる春や秋に重宝します。腕の日焼けが気になる女性等が、フルスーツだと暑くて厳しい時に使用できます。
スプリング(夏用)
着用時期・・・7月〜9月 金額・・・2万円〜4万円(ブランド・生地により異なる)
・・・1年で一番暖かい時期に着るウエットスーツです。水着では入りたくない方が使用します。
サーフィン初期費用:あると便利なもの
ランドリーバケツ
サーフィン後の濡れたウェットスーツやサーフパンツ、リーシュコード、タオルなどを入れておくバケツです。
なくてもサーフィンはできますが、車で海へ行く場合の必須アイテムと言えます。
大き目のバケツであれば、バケツに入ってウェットスーツを着替えるとウェットスーツが砂で汚れなくて済むので便利です。
また、使用したウェットスーツはしばらく真水に漬けて塩抜きを行い洗う必要があるので、その際にこのバケツを使います。
ポリタンク
海上がりに、海水は乾くとベタベタしてきて気持ちが悪いので波乗り後は水をかぶって体とボードを洗います。
サーフポイントにシャワーが併設されている場所は少なく、あってもほとんどが有料なので、あらかじめポリタンクにお湯や水を用意しておくと非常に重宝します。
キーボックス
サーフィンに車で行く場合、気になるのは車の鍵の保管方法です。
今は電子キーが主流なので、海水に浸かると壊れてしまう可能性があります。
そんな時に活躍するのがキーボックスです。
暗証番号を設定して、車の鍵を安全に保管することができます。
サーフィン初期費用:まとめ
いかがでしたでしょうか。
最低でもサーフィンに必要なものについて紹介させていただきました。
最初に揃えてしまえば、海に入ることはタダですので、比較的にリーズナブルに楽しめる趣味と言えます。
サーフィンは本当に奥が深く、最高のスポーツです。
自然と関わるスポーツですので、心身を豊かにし、ストレスとは無縁になれます。
気をつけて欲しいのは、僕のようにのめり込みすぎて仕事をやめないように気をつけましょう。笑
あなたのサーフィンライフが最高なものになることを願っております。