
そんな疑問を解決します。
僕はフリーの動画クリエイターとして映像制作を仕事にしています。
動画撮影用のカメラのまとめ記事は無数に存在しますが、ブロガーが書いた内容の浅い広告収入目当ての記事が乱立しているのが現状です。
この記事では、これから映像制作を始めたい!動画を作ってみたい!という初心者の方に向けて、最初に買うべきカメラを紹介します。
一言に映像制作・動画と言っても映画からSNS動画まで多種多様で、シネマティックなものを撮影したいのか、イベント記録をしたいのか、SNS向けなのかで選ぶべきカメラが変わってきます。
今回は初中級者を対象に、映画的表現の「シネマティック」、イベント撮影などの「記録用」、そしてYouTube・SNSに使用する「Vlog向け」の3タイプに分けて、それぞれのジャンルでおすすめのカメラシリーズを紹介します。
こんな方におすすめ
- 映像制作に興味がある方
- カメラの知識がなく、どのカメラを買えばいいのかわからない方
- 自分にぴったりのカメラを見つけたい方
この記事の信頼性
目次
【 初心者向け 】映像制作用カメラ:カメラの選び方
始めに、「おすすめなカメラ」ではなく「おすすめなカメラシリーズ」を紹介する理由についてです。
各メーカーのカメラには、それぞれの特色に合わせたシリーズを展開しており、その中で自分の予算に合ったカメラを選ぶのが一番失敗しづらいです。
単独のカメラで検証するよりも、そのシリーズの特色を知ることができれば、予算が低くても中古で買ったり、一世代前のモデルを選択することもできます。
ビデオカメラか?一眼レフか?ミラーレスか?
というところですが、写真をガッツリやりたいなら一眼レフ、趣味程度の動画で良いならビデオカメラを選べば良いと思います。
今回は映像制作ですので、近年進化の著しいミラーレス一眼のカメラを選べば間違いありません。
この記事では、多くのプロ動画クリエイターが愛用しているミラーレス一眼を中心に紹介していきます。
【 初心者向け 】映像制作用カメラ:SONY α7シリーズ
SONYのミラーレス一眼のシリーズの中で、動画に特化している最高モデルのシリーズです。
シネマティック
Vlog
記録用
ミラーレスなどの一眼カメラの最大の特徴は、背景をボカしてシネマティックな表現ができることです。
「マイクロフォーサーズ」「APS-C」より大きなセンサーサイズを持ち、「フルサイズ」と呼ばれる規格です。
基本的に、センサーサイズが大きくなればなるほど、映画的な背景のボケ味が大きく出るようになる。
そのため、フルサイズ機であるこのα7シリーズは、今回紹介する中では一番大きなボケ味が出せます。
ダブルスロット(SDカード2枚で記録可能)なので、失敗の許されない企業案件で、データ消失などの万が一の事態に対応することができます。
α7sⅲ
2020年10月に発売したSONY動画機の最高傑作です。
いろいろな考え方がありますが、最初から最高モデルのカメラを選ぶと映像の幅が広がり、上手く撮れないのは完全に自分のせいなので、上達スピードも段違いです。
このカメラがあれば、企業の広告動画、シネマティックな映像作品、SNS、イベント撮影など全ての動画需要に応えることができます。
このカメラを持っているからこそ取れる案件も間違いなく存在するので、予算に余裕がある方は、最速で成長できるα7sⅲをおすすめします。
α7ⅲ
上記のα7sⅲが登場するまではこちらがSONYの動画機の最高モデルでした。
α7シリーズのようなフルサイズカメラを買うということは、費用がかかる分その性能はピカイチです。
α7sⅲの登場まで、多くのプロが愛用していたモデルです。(僕も使っていましたが、α7sⅲに変更予定)
【 初心者向け 】映像制作用カメラ:SONY α6000シリーズ
なるべく予算を抑えて手軽にシネマティックを楽しみたい方、そしてVlog用としてもこのSONY α6000シリーズがおすすめです。
シネマティック
Vlog
記録用
センサーサイズはAPS-Cという規格で、シネマカメラと同じくらいの大きさがあるため、映画的な背景のボケ味を十分に表現することができます。
また本体も小型になり、APS-C用レンズも安価なものが多いので、予算があまりない方はこちらのシリーズを選びましょう。
このシリーズはα6400かα6600のどちらかを選べば間違いありません。(2機とも一番新しいモデル)
そしてこのシリーズは画質の違いはあまりなく、手振れ補正やバッテリー持ちなど他の機能性で値段が分かれてる感じです。
α6600
α6000シリーズの最高モデルです。
ボディ内手ぶれ補正が付いており、バッテリー持ちも良くコスパの良いカメラです。
自撮り用にモニターが反転できるので、Vlogにも最適です。
α6400
こちらもα6000シリーズでは新しいモデルですが、ボディ内手ブレ補正がついていなかったことが唯一の欠点になっています。
他の機能性は価格に比べると素晴らしく、SONYの技術力の高さとその価格で業界を震撼させました。
僕はサブカメラとして使用してますが、三脚やスタビライザーを使えば十分仕事にも使えるカメラです。
【 初心者向け 】映像制作用カメラ:Panasonic GHシリーズ
僕はSony信者なのでどうしてもSONY商品に思い入れが強くなってしまいますが、Panasonic GHシリーズも動画機として優秀なモデルです。
シネマティック
Vlog
記録用
センサーサイズが「マイクロフォーサーズ」という規格で、他の一眼レフカメラに比べると小さいため、映画的な背景のボケ味を大胆に表現することはちょっと苦手です。
しかし、逆にボケ味が必要ない記録用やVlogにも向いています。
そして、このマイクロフォーサーズという規格は小型軽量化に向いており、レンズも小さくて軽いものが多く、扱いやすいのが特徴です。
熱暴走と呼ばれる現象(撮影中にカメラの高熱によって勝手に電源が落ちること)もなく、長時間撮影するならSONYのαシリーズより信用できます。
何かに特化しているわけではないけど、何でもできるオールラウンダータイプのカメラです。
GH5S
GHシリーズのハイエンドモデル。
動画機としての性能はシリーズ最高ですが、まさかのボディ内手ぶれ補正がありません。
これは最初からスタビライザーを使用するプロが使うことを目的に作られたため、あえて付いていないと公式サイトには書いてあります。
GH5と比べると240fpsのハイパースローモーションや、拡大ISOにより夜の撮影に強いといった特色があります。
GH5
GH5Sが出るまではこちらがハイエンドモデルでした。
こちらにはボディ内手ぶれ補正が付いていて、多くのプロカメラマンやYouTuberが使用しています。
動画に特化したミラーレス一眼という売り出し方なため、非常に優れた機能性を持ち合わせています。
【 初心者向け 】映像制作用カメラ:BMPCCシリーズ
BMPCC = Blackmagic Pocket Cinema Camera
世間での認知度は高くありませんが、動画クリエイターで知らない人はいないオーストラリアのブランドです。
シネマティック
Vlog
記録用
このシリーズの特徴は、シネマティックにガチガチに特化したカメラです。
15-25万円くらいで購入できるというシネマカメラとしては破格の値段です。
特徴としては、低価格。それなのに極上のシネマルックを得ることができる奇跡のカメラです。
しかしデメリットも多いのが特徴です。
- バッテリーの減りが早い
- 玄人向けで高い撮影知識が必要
- オートフォーカスは使えないに等しい(カメラの知識必須)
- モニターが固定式
- サイズが全然ポケットじゃない(今回紹介してる中では一番デカく重い)
などなど色々ありますが、有名動画クリエイターのハワードフルタさんも『動画やるならブラックマジック』と絶賛しています。
これらの困難を乗り越えられる人&極上のシネマティックを求める人にはおすすめのカメラです。
シネマカメラ4K
動画を撮るのみなら他のブランドを抑えて一番高性能なカメラです。
本気でカメラ、映像に向き合っていきたいならこのカメラをおすすめします。
圧倒的なシネマティック表現ができます。
シネマカメラ6K
シネマカメラ4Kの上位版。
他のブランドと比べて圧倒的に動画内の情報を収録できるため、他のカメラでは表現できない色味や編集時の自由度など、まさにプロのために作られたカメラです。
【 初心者向け 】映像制作用カメラ:まとめ
いかがでしたでしょうか!
動画クリエイターにおすすめなカメラを一通り紹介しました!
カメラ以外にレンズ選びも映像の幅を広げるとても大事な要素になります。
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他にも空撮のドローンやアクションカメラのGoProなど、持っておくと便利な楽しいカメラがたくさんあります。
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機材を揃えるのは非常に楽しいですし、機材にお金をかけるほどできる仕事も増えるので、動画クリエイターは『自己投資』という言葉を非常によく理解しています。
5Gの台頭、YouTube市場の拡大により動画クリエイターの需要はどんどん増えていくでしょう。
映像制作は自分のクリエイティブが試される最高の仕事です。
この記事が参考になればすごく嬉しいです!ありがとうございました!
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